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オーラルセックスも感染経路なの?性病に感染するリスクはありますか?

2020年07月06日

性病は性行為によって細菌やウイルスなどが伝播することによって起こりますが、この性行為には文字通り性器同士が接触する行為だけではなく、それに類似する行為も含まれています。具体的には口唇性交、いわゆるオーラルセックスが感染経路になることもあります。

オーラルセックスによる発症リスクのある性病には、クラミジア・淋病・ヘルペス・梅毒などを挙げることができます。これらはいずれも原因となる病原体がヒトの粘膜に棲みつく性質を持っており、性器同士が接触した場合だけでなく、性器と口唇が接触した場合にも、性器の粘膜から口の粘膜へ、あるいはその逆といった具合に感染するおそれがあります。口唇同士の場合、通常の口づけ程度ではまず心配ありませんが、ディープキスだとリスクは上昇します。

クラミジアや淋病の場合、オーラルセックスによって感染すると咽頭炎を発症します。これはのどが炎症を起こして痛みなどを発生させる病気ですが、人によっては多少のどがいがらっぽくなる程度であったり、まったく自覚症状が出なかったりすることもあります。ただし無症状でも病勢は進行しますし、パートナーにうつしてしまうリスクもあることは言うまでもありません。

ヘルペスの場合は、口唇ヘルペスという、唇やその周辺に水ぶくれができ、痛んだりひりひりしたりする症状を発することがあります。ただしヘルペスウイルスは食器やタオルを共用したり、頬ずりを交わした程度でも感染することがあるので、口元に病変ができたからといってただちにオーラルセックスの結果であるとは限りません。しかし、口唇ヘルペスの感染者がオーラルセックスによってパートナーに性器ヘルペスを発症させてしまうこともあるので、注意が必要であることに変わりはありません。

また、梅毒も口唇部にしこりができたり、咽頭部に病変があらわれたりすることがあります。これもやはり、オーラルセックスがその原因となります。梅毒の原因菌は放置していると脳や神経に障害が発生したりすることもあるので非常に危険です。

オーラルセックスを感染経路とする性病の予防も、通常の性行為の場合と基本的には同じです。まずは、不特定多数との性的接触の機会を控えるようにします。次に重要なのは、コンドームの使用です。性器と口唇が直接触れ合わないようにすれば、それだけ感染のリスクは減少します。通常の性行為にコンドームを使用するのに比べると、この点はあまり認識が広まっていないので、パートナーともよく話し合う必要があります。